南場智子
南場智子(なんばともこ)
新潟県出身。
津田塾大学卒業後、米国ブリンマー大学に留学後、マッキンゼーの日本法人に入社。
1999年、独立し株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)設立。
オークションサイト「ビッターズ」のサービス開始。
新入社員は、良質な非常識で会社の垢に気づかせてくれることもあります。この「良質な非常識」というのを我が社はとても大切にしています。
事業や組織の発展の可能性は常識の延長線上にはない。
「自分の評価」や「周囲の評価」を気にしているのなら、仕事はうまく回らない。
仕事を前に進めることに集中すると、成果が上がり出す。仕事の最終目的である「成果」に意識を集中すべき。
仕事に夢中にならないで成功した人は一人もいない。
今やっている仕事に全力で取り組むことこそが、大きなチャンスをつかむうえで一番大切なこと。
組織は人だと思います。社長1人とあと誰でもいい人ではなく、むしろ社長よりも周りにどういった人が集まるかが大切です。
基本的に人は仕事でしか育たないと思います。さらに言うと、すんなり成功する仕事ではなく、苦労した末に成功を勝ち取る経験を通して、人は大きく成長するものです。
一人では経営上の不安や悩みを背負い切れないので、取締役のメンバーとは思いを共有しています。
世の中に貢献するサービスをしっかりつくること、その結果として弊社が儲かること。そういう順番です。
「質のいい非常識さ」を持つことが重要です。非常識といっても、常識を無視するという意味ではありません。むしろ、現在の仕事について考える際、いま当たり前と皆が考えている「常識」を謙虚に理解する姿勢が、「質のいい非常識」の源泉となります。
私は人が人を育てるとは思わない。人は仕事のみによって育てられる
一つは世の中に付加価値を提供できるかどうか。次に勝てるかどうか。最後はその事業をやりたくて仕方がないと目を輝かせている人(社員)がいるかどうか