経営者に学ぶ/坂正範

坂正範 です。様々な経営者の理念や価値観をまとめていきます。

松井忠三

松井忠三(まつい ただみつ)

1949年、静岡県生まれ。

株式会社無印良品前会長、株式会社松井オフィス社長。

西友時代は主に人事畑を歩み、各種制度の構築、幹部社員の意識改革研修等を担当。
良品計画に移ってからは、人事・営業・物流・インターネットビジネスを担当。

2001年、急激な業績不振の責任を取って退任した前社長のあとを受け、社長に就任。

赤字状態の組織を風土から改革し、業績のV字回復・右肩上がりの成長に尽力。

07年には、過去最高売上(当時)となる1,620億を達成。

08年会長、15年に退任。

 

私は迷ったら難しいほうを選ぶようにしてます。

それは難しい事の中にこそ本質が隠れているからです。

無印良品が世界でも勝てる理由」より 

 

勝負は何手先まで読めるかで決まります。

特に海外戦略では、相当先を読んでいないとうまくいかないでしょう。

無印良品が世界でも勝てる理由」より

 

ビジネスには、「偶然」や「たまたま」はほとんどありません。

とくに海外へ進出するときは、そんな〝ラッキー″に頼っていてはビジネスを継続し、成功させることは難しいと考えています。

無印良品が世界でも勝てる理由」より

 

戦略や計画をいくら綿密に練っても、実行しない限り、絵に描いた餅にすぎません。

多少の戦略の間違いは実行力でも取り戻せます。

まずは、第一歩を踏み出す決断が必要です。

無印良品は仕組みが9割」より

 

意識改革とは、人の正確を変えるのではなく、仕事の仕方を変えることで、自然と実現してできるものなのです。

無印良品は仕組みが9割」より

 

「締め切りを設定していない作業」は仕事とはいえません。

無印良品は仕組みが9割」より

 

一度崩れてしまったビジネスモデルを立て直すのは至難の業です。

世の中の動きが元に戻ることはまずないのですから、さらにその先を行くビジネスモデルを構築しなければなりません。

「Harvard Business Review 特別連動記事」より

 

仕組みをつくり、組織風土を変える。すると、最後は人の問題に戻っきてます。やはり自分の頭で考え、リスクを取って動ける人間の育成が必要です。ただし最初から『人ありき』だと全く勝負にならない。

「PRESIDENT Online」より

 

組織がどの方向に進むかを決めるのはトップが決めなければいけない。民主的に決めるのは意思決定として最悪。方向を決めた後は、全体最適になるよう、人材配置も決めなければならない。

WEDGE Infinity」より

 

簡単に育てられるものではないが、リーダーは、基本的には、本質と先を見ることができ、リスクを取ることができればいい。簡単に言えばそれだけ。上司が気になって、言うことを気にするような、いいサラリーマンタイプはどこに行っても改革はできない。

WEDGE Infinity」より

 

仕組みだけつくっても意味はない。実行するには強烈な実行力が必要だ。

WEDGE Infinity」より

 

グローバル人材とよく言いますが、基本的にグローバル人材というのは、いないんですね。グローバルマーケットというものもありません。

月刊総務オンライン」より

 

なぜ、チームで仕事をするのかと言えば、全体最適を考えるからです。自分の部署のことだけを考えて、自分の仕事をするのは部分最適。もちろん、それも大事なことですが、部分最適を積み上げても、全体最適にはなりません。

月刊総務オンライン」より

 

計画1流の企業は実行力1流の企業に敵わない。

WEDGE Infinity」より

 

 企業でも同じですね。大事なのはベクトルを合わせること。企業経営者には、それを明確にすることが求められます。

THE 21 ONLINE

 

私がやっているのは、デッドラインによる管理だけです。締切だけ決めて、あとは自由にやってください、ということです。個々の人たちが自分で動いて考えて、自分でリスクをとって、そして仕事をしていく。良品計画では「着地力の高い人」と呼んでいます。

THE 21 ONLINE

 

性格は変えられなくても、行動は変えられる。そうした個性をまとめてベクトルを合わせていく能力こそが、セッター型の能力なのだと思います。

THE 21 ONLINE

 

堀江貴文

堀江貴文(ほりえたかふみ)

 

東京大学文学部を中退。

インターネットに注目し、ウェブページ制作会社オン・ザ・エッヂを設立。

その後、様々な会社を買収し同社を大きな企業へ育てた。

 

 

稼ぐようになるには、自分で思考することが大切。他人の意見に安直に乗る人は、損したままの負け組からずっと抜け出せないでしょう。

 

人間が考えたことは実現すると言われますが、口に出さなければ実現しません。だから僕は、まず口にする。

 

目の前のビジネスをきちんと成立させる。それがサステイナブル(持続可能)に夢を追う秘訣。

 

小利口な人ほど言い訳します。例えば「お金が十分に貯まっていない」とか。お金は何かをするための道具。道具を蓄えてどうするのでしょう。

 

いまだに自分で起業するのは難しいと考えている人がいるかもしれないけど、お金の面での制約はほとんどなくなった。実際、若い人たちはネッ卜で面白いサービスを次々に送り出しています。

 

僕が一番大切にしているのは、毎日を退屈せずに楽しく過ごすことです。つらかったのは捕まったときぐらいで、起業してからの人生はずっと楽しかった。僕は、生まれ変わっても絶対に起業すると思います。いや、もっと早く、小学生ぐらいで起業できれば最高だったとさえ思っています。

 

僕がベンチャーを起業した理由は、大企業の仕事は退屈だと思ったからです。高度成長期のサラリーマンが退屈なルーチンワークに耐えることができたのは、社会の発展に自分の夢を重ね合わせることができたからでしょう。しかし、高度成長期が終焉してからは、そうした共同体幻想を抱くことはもはや不可能になってしまいました。ルーチンワークは、ただの退屈な仕事になってしまいました。というより、そもそも退屈な仕事を、人々が素直に退屈だと認識する正常な世の中になったというべきでしょう。

 

結局何をやるにしても気合と根性ということになります。ものごとを複雑に考えずにシンプルにやるべきことをやる。東大に入りたければ覚えることをピックアップして単純に暗記すればいい。商売をやっているなら熱心にものを売ればいい。成功の道は本当にこれだけなのです。

 

僕がいつも言っていることは基本に忠実になれということです。基本に忠実なんて言うといやな顔をする人が多いかもしれません。なんだそんなことかと。しかし、これは大事なことなのです。多くの人は基本に忠実にやらないで失敗するのです。僕は会社を経営していくうえでこの事実を確認してきました。資金繰りが大切なんてことは誰でも言っているし、あちこちのビジネス書に書いてあることです。しかし、こうした基本を忘れてしまうので実際に会社はつぶれていくわけです。

 

価値観の多様化が容認されていくと、当然「俺は働かない」というのも一つの選択肢になってくるのです。人間の最終的な目標は成功です。フリーターや引きこもりと言われる人たちでも、われわれがとやかくいう権利はないわけです。価値観の多様化は歴史の必然だと思っています。旧世代の価値観でものごとを計ることが不幸のはじまりなのです。

 

自分に自信がある人ほど自分だけでなんとかうまくやろうとするものです。しかし、それでは無駄が多い。成功する人間とは、自分の知識や経験なんてちっぽけなものだと自覚し、他人の力を上手に利用できる人のことです。

 

一度、自分で仕事をとってきてやってみることが大切なのです。会社を通さずに仕事をしてみると、えっこんなにもらえるんですかという話になる。そこではじめてこれまでこんなに上前をはねられていたんだと実感できます。就職とは他人のリスクコントロール支配下にはいるということです。

 

気づいている人間にはチャンスがたくさん巡ってくるわけです。この時代の転換期に旧来の社会システムの破たんに気付かず、ぼんやりしていれば他人から搾取されるだけなのです。それが良い悪いという話ではありません。僕が言いたいのはこれは歴史上で繰り返されてきた事実だということです。

 

誤解を恐れずに言えば、稼いでいる社長は「バカ」か、ものすごい頭のいい人のどちらかで、ほとんどはバカです。バカだからリスクや未来に怯えない。失敗してもすぐ忘れてしまうから何度でも挑戦する。成功するまで挑戦するから、成功者になるのです。

 

「じゃあどうしたの君たちは」僕が問いたいのは「どうなりゃ満足するんだよ」ってことです

 

不安に対する一番の解決策は、とにかく忙しくなること。失敗したらどうするかを考えていても、意味はないし、たいしたものを持っていないあなたがゼロになることを、なぜ恐れるの?

 

多くの若者に、つま先立ちで背伸びをするように、必死で自転車を立ちこぎするように、全力で挑戦してほしい。世の中どんなことにチャレンジしても、たいていはどうにかなる

 

ああ、将来が不安でたまらない」と考えるメリットって、いったい何があるのか?私は、不安というのは、考えた時点で負けだと思っている。先の不安を考えて、いいことがあるのだろうか?何もない

 

自信が信用を生み、信用が人脈や経済価値を生む。さらに、人脈がさらなる人との繋がりや成功のきっかけに繋がっていく。これが、すべての出発点なのです

 

目に見えない自分の価値をしっかりと意識することで、今後の生き方が変わってくるはずだ

 

「自信」「コミュニケーション能力」「投資」 ショートカットして成功するには、これらが不可欠だ

 

私が東大を辞める時、夢にまで東大が出てきた。けれど、勇気をもって損切りができたかどうかで、その後の人生が変わってくるのだ

 

 

松下幸之助

松下幸之助(まつした こうのすけ)

 

和歌山県出身の実業家、発明家、技術者。

16歳の時に大阪電燈(後の関西電力)に入社し、7年間勤務した後、妻や友人5人で電球ソケットの製造販売事業を開始。

 

1918年に事業拡大に伴い「松下電気器具製作所」を創業。

1935年に「松下電器産業株式会社」へと社名変更。

1946年に「PHP研究所」を設立し倫理教育に乗り出す一方で、晩年は「松下政経塾」を立ち上げ政治家の育成にも力を注いでいた。

 

一代で築き上げた経営者でもあり、「経営の神様」として国内外でその功績が語りつがれている。

 

主な著書:

 

松下幸之助成功の金言365」

松下幸之助から未来のリーダーたちへ」

松下幸之助「一日一話」 仕事の知恵・人生の知恵」

松下幸之助夢を育てる」

松下幸之助の哲学 いかに生き、いかに栄えるか」

松下幸之助経営回想録」

松下幸之助若き社会人に贈ることば 自分の幸せは自分でつくれ」

松下幸之助 人を活かし育てるプロの教え」

松下幸之助日々のことば 生きる知恵・仕事のヒント(上・下)」

松下幸之助 私の行き方考え方」

松下幸之助発想の軌跡 経営の道・人間の道」

松下幸之助・経営の真髄」

松下幸之助散策・哲学の庭」

 

松下幸之助に学ぶ経営学

 

 

人と比較をして劣っているといっても、

決して恥ずることではない。

けれども、

去年の自分と今年の自分とを比較して、

もしも今年が劣っているとしたら、

それこそ恥ずべきことである。

 

どんなに悔いても過去は変わらない。

どれほど心配したところで

未来もどうなるものでもない。

いま、現在に最善を尽くすことである。

 

志を立てるのに、

老いも若きもない。

そして志あるところ、

老いも若きも道は必ず開けるのである。

 

イデアを生むと言っても、

口先だけでは生まれない。

これもやはり熱心であること。

寝てもさめても一事に没頭するほどの熱心さから、

思いもかけぬ、よき知恵が授かる。

 

商売とは、

感動を与えることである。

 

石の上にも三年という。

しかし、三年を一年で習得する努力を
怠ってはならない。

 

人には燃えることが重要だ。

燃えるためには薪が必要である。

薪は悩みである。

悩みが人を成長させる。

 

知識はなくてもいいんや
熱心ささえ
誰にも負けなかったら
必ず道は開ける。

 

「天は二物を与えず」と言うが、
逆に「なるほど、天は二物を与えないが、
しかし一物は与えてくれる」
ということが言えると思う。

その与えられた一つのものを、
大事にして育て上げることである。

 

ビジネスマンとしていちばん大事な心がけは、

人に愛されることである

 

誰でもそうやけど、

反省する人は、きっと成功するな。

本当に正しく反省する。

そうすると次に何をすべきか、

何をしたらいかんかということが

きちんとわかるからな。

それで成長していくわけや、

人間として。

 

「それは私の責任です」

ということが言い切れてこそ、

責任者たりうる。

 

人の心は
日に日に変わっていく。

そして、人の境遇もまた、
昨日と今日は同じではないのである。

 

とにかく、考えてみることである。

工夫してみることである。

そして、やってみることである。

失敗すればやり直せばいい。

 

たとえ平凡で小さなことでも、
それを自分なりに深く噛みしめ味わえば
大きな体験に匹敵します。

 

営者にとって大事なことは、
何と言っても人柄やな。

結局これに尽きるといっても、
かまわんほどや。

まず、暖かい心というか、
思いやりの心を持っておるかどうか
ということやね。

 

自らも楽しみ
人々にも喜びを与える。

大切な人生を
こうした心構えで送りたい。

 

何事もゆきづまれば、まず、
自分のものの見方を変えることである。

案外、人は無意識の中にも
一つの見方に執して、
他の見方のあることを忘れがちである。

 

商売であがった利益は、
法律上は個人のものであるけれど、
しかし実質的には
社会の共有財産である。

したがってその一部は自分の良識で
使うことが許されるけれども、
大部分は社会から預かった金である。

財産があることは、
それでさらに事業をしなければならん。

 

私には3つの財産がある。
それは学校へ行かなかったこと。
健康に優れなかったこと。
そして、決断に弱かったことだ。

だから、人が教えてくれたり、
助けてくれたりして成功した。

 

学ぶ心さえあれば、
万物すべてこれ我が師である。 

 

悩みはあって当たり前。
それは生きている証であり、
常に反省している証拠でもある。

 

熱心は、
人間に与えられた大事な宝である。

そして、この宝は、
誰にでも与えられているのである。

 

自分には 自分に与えられた道がある。
天与の尊い道がある。

どんな道かは知らないが、
他の人には歩めない。
自分だけしか歩めない、
二度と歩めぬかけがえのないこの道。

広いときもある。狭いときもある。
のぼりもあれば、くだりもある。

坦々としたときもあれば、
かきわけかきわけ汗するときもある。

この道が果たしてよいのか悪いのか、
思案にあまるときもあろう。
なぐさめを求めたくなるときもあろう。

しかし、所詮はこの道しかないのではないか。
あきらめろと言うのではない。

いま立っているこの道、
いま歩んでいるこの道、
とにかくこの道を休まず歩むことである。

自分だけしか歩めない大事な道ではないか。
自分だけに与えられている
かけがえのないこの道ではないか。

他人の道に心を奪われ、
思案にくれて立ちすくんでいても、
道は少しもひらけない。

道をひらくためには、
まず歩まねばならぬ。
心を定め、懸命に歩まねばならぬ。

それがたとえ遠い道のように思えても、
休まず歩む姿からは
必ず新たな道がひらけてくる。
深い喜びも生まれてくる。

 

 

 

孫正義

ソフトバンクグループの創業者、孫正義(そん まさよし)

 

佐賀出身、カリフォルニア大学バークレー校経済学部卒業。

大学在学中にゲーム輸入事業を行う。

 

大学卒業後、日本でソフトバンクの前身であるユニソン・ワールドを設立し、「日本ソフトバンク」も設立し、ソフトウェア卸業で成功を収める。

その後、インターネットプロバイダ事業、携帯電話事業などに進出する。

 

日本有数の資産家として世界長者番付に名を連ねている。

 

最も重要なのは
1番目が志と理念
2番目がビジョン
3番目が戦略です。

 

努力しても報われないなあと感じ嘆くとき、たいていの場合は、まだ本当の努力をしていない。

 

失敗は怖くない。年老いて失敗を恐れる己が怖い。

 

弱音は吐くものではない。呑み込むものである。

 

自分一人のものが夢。みんなで共有できる夢が志だ。

 

登りたい山を決める。
これで人生の半分がきまる。

 

挑戦する者にのみ未来は拓かれる。

 

成すべき事の為に今日がある。努力を惜しんではならない。

 

危機をなんとしても乗り越えるという情念が進化を促進させる。

 

世の中が悪いと嘆くだけでは何も変わらない。

 

事業は30年しか続かないが組織は300年続く。

  

坂道は、いかに苦しくても登っている時が一番楽しい。

 

一日に夜が在り朝が在る様に人生にもそれが在る。

 

事を起こすのが起業家、事を成すのが事業家、事を治めるのが経営者。

 

一度しかないこの人生で自分の夢を追いかけないでいつ追いかけるのだろう。

 

若いうちの苦労は買ってでもしろといいますが、無理難題を体験すればするほど底力がついてくる。

 

難題に遭遇しない人は、自分の可能性に挑戦していないのかもしれない。

 

やはり執念ですね。なにがなんでもと大きくしたいという強い執念が大切だと思います。

 

泥沼にも清らかな花を咲かす事は出来る。

 

裏技に頼ると大きくなれない。結局、正面突破していかないと本当に実力がつきません。

 

悩むのは夢や希望が在るからだ。乗り越えた先に素晴らしき未来が在る。

  

言い訳は解決への執念を鈍らせる。

 

失敗を恐れる必要はありません。厳しい環境でしか学べないことはあまりに多い。

 

リーダーは単にアイデアが浮かぶだけではいけません。実行が伴い、人が付いてきて初めてリーダーシップが発揮されます。

 

夢が未達でも落ち込む必要はない。追い求め続けている間は達成に近づいている。

 

どんなに貧しい家庭に育っても、国籍が違っても、一生懸命努力すれば前進すると私は信じている。挑戦する人にはすべてのチャンスがある。

 

事業は大技、中技、小技から形成されている。経営者は大技だけ常に考えろ。

 

革命の途中は、大抵ボロボロになるものである。

 

セスナ機ではどう逆立ちしても太平洋は渡れない。私はジャンボ機で太平洋を渡り、将来は宇宙に飛び立ち、シャトル経営をめざしたい。

 

全ての試練は、成長の為の階段だ。
登り続けるしかない。

 

会社に新しい血を注ぐことで、チャンスや可能性が広がる。

 

小さく固まるより大きく飛躍するか。 どうせ一回しかない人生だし。

 

脳みそが千切れるほど考え、全力投球したときには不可能なことは非常に少ない。

他の人間にできることならば、同じ人間である僕にできないはずはない。僕はそう思うんです。

他の人間ができるのに、同じ人間の一人である僕にはできないとか、できないと思わなければいけないとか、そう思うことのほうが不自然じゃないですか。

絶対におかしい。

 

義と利は多くの場合両立出来る。

義と利が対立した時は義を取り、義と義が対立した時は大義を取る。

 

僕は21世紀とは、物質的豊かさ以上に知的豊かさを求める時代だと思っています。

それによって人々はより幸せになれると信じています。

 

色々なことを言われるのは、意識していただいているということ。

 

日本の閉塞感というのは、これもダメあれもダメと愚痴を言う人は多いけれど、行動で示す人が少ないところからきていると思います。

行動で示すのが我々事業家の一番の役割だと思うんです。

  

まだまだだ。
まだまだ全く満足出来ない。
自分の未熟さが目に付いて仕方ない。
満足してしまったら、そこで成長が止まる気がする。

 

数字の裏付けのない資料の価値は、ゼロに等しい。

 

僕は弱い男です。

退路を断たないと、困難に立ち向かえん。

 

今日の現実を理由に明日の改革をためらってはならない。

 

目標が低すぎないか?
平凡な人生に満足していないか?

 

真似するだけでは絶対に超える事は出来ない。

 

革命期には、命を投げ出してでも新しいパラダイムを切り拓いていかなければ、先頭を切るのは難しい。

 

 

説得するのが一番難しい相手は、嘘のつけない自分自身である。 

 

三木谷浩史

楽天の創業者、三木谷浩史(みきたに ひろし)

 

兵庫出身、一橋大学を卒業後、日本興行銀行(現:みずほ銀行)に就職。

ハーバード大学MBAを取得したのち、楽天市場を創業。

 

ライブドア元社長、堀江貴文サイバーエージェント社長、藤田晋リキッド・オーディオ・ジャパン元社長・大神田正文、グッドウィル・グループ元会長・折口雅博らとともに「5人の若手起業家」として注目を集めた。 

 

主な著書:

「成功の法則92ヶ条」

「成功のコンセプト」

「たかが英語!」

楽天市場公式ネットショップの教科書」

 

 

現代社会において、最大のリスクは人生を後悔することだ。

金銭的なリスクなんてある意味大したことはない。 

 

仕事に恋すればいいのだ。恋人と違って、仕事は自分の努力で変えることができる。
本人がどう取り組むかによって、理想の恋人になることもあれば、顔もみたくない天敵になることもある。
それが仕事というものの不思議さだ。

 

ビジネスで成功するかどうかのカギは、結局のところ、仕事を人生最大の遊びにできるかどうかだ。
ホモ・ルーデンス(遊びの人の意)、人間は遊ぶ動物なのだ。人間は遊んでいる時が、最大の創造力を発揮する動物なのだ。
仕事を人生最大の遊びにできれば、人は誰でも有能なビジネスマンになれる。

 

世の中にある仕事で、はじめから面白い仕事なんてそうそうあるものではない。
ならば、巡り合えない面白い仕事を探すより、目の前の仕事を面白くする方がずっと効率がいいはずだ。
仕事を面白くするのは、仕事の内容そのものより仕事の目的なのだ。どんな仕事であれ、目的を見つけることはできるはずだ。
そして、どんな仕事であれ、目的意識さえあれば、それを楽しむことができるのだ。

 

高級スーツに身を包み、気取って話をするより、汗をかきながらでも一生懸命に話をした方が相手がよく聞いてくれることを、僕は経験から学んだ。

 

仕事は僕にとって、最高のエンターテイメントなんです

 

「行動するために考える」、そう考えるのが間違いの元。「考えるために行動する」、そう考えればいい。 

 

収入は仕事の大きなモチベーションになるけれど、それだけでは本当の意味で頑張る力は湧いてこない。
人間は弱い生き物なのだ。どんな人も心の底では、他人の評価や感謝を必要としている。
自分の仕事が誰かを幸せにしているという実感は、仕事を続けていくための極めて重要なモチベーションになり得る。

 

本気で取り組んでも解決できない問題など、この世にはひとつも存在しない。僕は経験上それを知っている。

 

志と挑戦で世の中を変えるほど楽しいことはない。

 

人はビジネスモデルに集まるのではない。大義名分に集まる。

 

大事なのは現実を直視すること。つまずいたら出直せばいい。
そういうダイナミズムがなければ、この時代は生き抜いていけないと僕は思う

 

「こうしたほうがいい」でなく、「こういうことができる」と実例をもってこそ世の中を動かせる

 

勇気を持とう。やらなければいけないとわかっていても、見て見ぬふりをしてしまうところが日本人にはある。
世界のトレンドは変わっているし、いままでの価値観にしがみつくばかりでは滅びるしかない。

 

夢と現実は違うなどという皮肉に、惑わされてはいけない。

それは、 夢を現実に変える努力を怠った人間の苦し紛れの言い訳に過ぎない。

 

この世に不可能なことなどない。

不可能はいつか必ず可能になる。

そう信じることのできる人間が、どれだけ出現するかで人類の未来は変わるのだ。

 

明日、何が起きるかなど、誰にもわからない。
それは事実だ。

けれど、その不確定の闇の向こう側に、未来の姿を見る努力なくしては、未来を開くことなどできはしない。

 

 大雑把に考えて、一日の70%は無駄なことをしていると、思った方がいいくらい、人は無駄なことをしている。

 

経営者意識を持って自分の仕事に取り組めば、見える世界が違ってくる。
ビジネスを見渡す視点が高くなるのだ。

 

生きている限り、人は夢を胸に抱き続けるべきなのだ。

 

 生ぬるい目標を掲げていては人も組織も育たない。少し無茶なくらいの発想、いわば「ちょい無茶」が、人材育成にとって大事ではないかと思う。

 

この世のすべてのものは、相対的な存在だ。ゆえに、常識などという不確かなものを信じてはいけない。

 

夢こそが社会を前進させる燃料なのだ。

 

社会は川のようなもので、一瞬たりとも静止することはない。

 

誰だって失敗は怖い。
僕だって怖い。

会社の規模が大きくなり、仕事が順調に進めば進むほど、失敗を恐れる気持ちは強くなる。
けれどその気持ちに負けてしまったら、会社の成長力は
確実に鈍ることになる。
インターネット時代の企業はいつも最新でなければ生き残れない。 

 

天国と地獄を分けるのは、自分の好奇心と向上心なのだ。

 

意味のない自己顕示欲や、思い上がりは捨てたほうがいい。
結局のところ最終的に成功するのは謙虚に学べる人なのだ。

 

ひとつの分野で勝利したら具体的に何が原因だったかを分析して、そのパターンを他の分野にも横展開する。